巷では羊肉ブームと言われているが、実際、地方では貴重なラム肉が食べられる場が限られている。そこで食べた羊肉が、その土地の人の羊肉イメージを左右すると言っても過言ではない。そんな福島の羊肉普及の旗振り役になるような「ジンギスカン誠」が2018年2月にオープンした。

ジンギスカン誠では肉質がよいサフォーク種の羊を使い、臭みのなく柔らかなレアでも食べられるくらい新鮮なラム肉を提供している。品質を保ちつつ、できるだけ価格を抑えて提供するために、安定した供給量があり、大きくしっかりとしたパーツが魅力のオーストラリア産ラムを使っている。このように様々な部位がパーツごとに仕入れられるため、部位ごとの食べ比べができる「オーストラリア産生ラム肉５種盛り」をまず試して欲しい。ちなみに「生ラム」とは、一度も凍らしていない肉のことをいう。

▲様々な部位のオージー・ラムが味わえるのも魅力の一つ。

さらにお店には、野菜の食べ方などを提案するプロフェッショナルの野菜ソムリエの資格を持つスタッフがおり、羊の脂と相性抜群な旬の野菜も提供している。お酒は福島の酒蔵である國権の「てふ」をいただこう。なお、お願いすれば各テーブルにスタッフが付き、ラム肉の部位や野菜ごとの焼き方や食べ方を説明しながら焼き上げてくれるため、羊肉初心者であっても最高の状態のジンギスカンを食べることができる。

さらにランチ営業では、ジンギスカン定食のみならず、ワンプレートで羊カレーやラムバーグ、その両方の羊カレーバーグ、生ラムチャーハンといったメニューも選択できる。ジンギスカン誠をきっかけに羊肉の美味しさを知り、ラム肉ファンが増えること間違いなしだ。

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