ラムバサダーのご紹介 / 福田浩二シェフ

福田シェフは、ラム肉の本場であるオーストラリアなど海外で修行したモダンオーストラリア料理を代表するシェフである。そもそも「オーストラリア料理」とは何かというと「なんでもあり」な料理だ。移民国家であるオーストラリアではさまざまなバックグラウンドによって、中華風、ベトナム風、タイ風、イギリス風、ギリシャ風、ブラジル風、アルゼンチン風、と様々な料理法や味付けがあり、さまざまな解釈ができるジャンルだ。日本では、料理でも「本場」や「正統派」、「伝統的」というキーワードがもてはやされがちである。それとは異なり、オーストラリア料理は多様なルーツの移民のよいところを取り入れた国自体の成り立ちと重なった「自由」な表現ができるのである。ただし、一方で定石がないのはシェフの力量が試される面もあると言える。

高校卒業後、大阪のホテルで働いていた。ただ、激務から料理の世界を離れて仕事をしていた時期もある。そんな中、たまたまみつけた求人がNZで料理長として働くというもので、初めての海外へ飛び出したという。最初は環境の違いに四苦八苦したものの、ラム肉が身近にある現地の生活で、自然とラム肉を取り入れた料理にも親しんでいった。その後、オーストラリアへ移り、世界的に有名なシェフとともに働き、帰国。現在は、都内のステーキハウスでさまざまな国籍のシェフたちと働きながら、オーストラリア系のカフェのコンサルタントの仕事も行っている。もちろん、ここでもラム肉は欠かせない。さまざまな形態の飲食店に関わりつつ、ラムバサダーとして全国のイベントにてラム肉料理を提供している。

ラムバサダーに就任し、日本でもラム肉を調理しいろいろな人に食べてもらう機会がぐっと増えたそうだ。それまでほとんどラム肉を食べたことのなかった大阪出身の甥っ子が東京へ遊びに来た際に、福田シェフが焼いたラム肉を食べて「こんなおいしいもの初めて食べた!」という言葉が聞けたのはとても嬉しかったという。また、山形のワイナリーとラムバサダーのコラボレーションイベントでも最初は食べなれないラム肉を敬遠していた人も福田シェフの料理でイメージが好転したのだ。

オーストラリアのように身近な食材としてもっとラム肉を好きになる人が増えるのではないかと思い、今後は、ラム肉を使った料理教室など食育にも関わっていきたいと話す。「自由」なオーストラリア料理を武器にレストランからイベント、食育の現場までさまざまなラム肉の魅力が伝わる料理が展開されることになるはずだ。

福田 浩二

高校卒業後「ヒルトン大阪」のフランス料理部門に入り、修行を積む。
その後ニュージーランド、オーストラリアへと渡り「Salt by Luke Mangan」 のオーナーシェフであるルーク・マンガン氏に出逢う。氏と一緒に世界を飛び回り、世界のエグゼクティブを相手に、料理を担当することで感性と技術を磨く。
2011年より「Salt by Luke Mangan」のエグゼクティブシェフに就任。2016年、北参道に「TERRA AUSTRALIS」をオープンした。
現在、都内のステーキハウスに勤務しながら、ラムバサダーとして活動中。