
東京・人形町にある「ラムラムラム」は、2025年春にオープンした羊料理専門店。70年ほど前より続く名物料理「紙やきホルモサ」の味を受け継ぎながら、新たなスタイルへと進化させた注目の一軒です。
「紙やき」は、鉄ざるに敷いた専用の紙の上で、スープと具材を煮込むという独特な調理スタイル。28種類の野菜・果物・ナッツ・スパイスを用いた“ベジナッツスープ”は、たとえるならスパイスやハーブがきいた濃厚な野菜ジュースのような感じ。
見た目は個性的ですが、一口食べればその奥深さと優しさに驚かされます。濃厚な旨みがありながら、後味はとてもすっきり。体にやさしく、しっかり満足感もある。私これに似た料理どこでも見たことがなく、まさに唯一無二。
この料理が考案されたのは、なんと戦後すぐ。その時代にこの料理の感性を持っていた人がいたことに驚きつつ、時代を越えて受け継がれてきた味は、今もなお多くの人を惹きつけています。
主役となるお肉には、しっかりとしたコクのあるマトンを使用。独特の香りをベジナッツスープがやさしく包み込み、マトンならではの旨みが引き立つ絶妙なバランスに仕上がっています。羊肉に馴染みのある方にはたまらない一皿。いや、なじみのない方でもおいしくわしわし食べられるはず!
また、「紙を敷いて直火で煮ているのに焦げない」という不思議な調理方法も特徴的。本当に見ていてハラハラしますがこれが何ともないのが面白い。
調べてまとめてみると・・・
“紙焼きは、耐熱性のある特殊な紙鍋を使う調理法で、火にかけても燃えず、素材の旨みを閉じ込めながらじっくり加熱できるのが特徴です。余分な油は紙に吸収され、食材は焦げずに柔らかく仕上がります。あっさりとした味わいで、油っこさがなく、ヘルシーで軽やかな口当たりに。肉や野菜本来の風味を活かす伝統的かつ合理的な調理法として知られています。”
との事。
▲鍋(紙焼きホルモサ)以外のラムメニューも充実。
店内は、緑を基調とした落ち着きあるデザイン。カウンターやテーブル席のほか、掘りごたつの個室もあり、会食や少人数の集まりにも使いやすい空間になっています。クラフトビールやナチュラルワイン、料理に合うサワー類も揃っており、ゆっくりと味わう時間が流れています。
平日夜でも満席になることが多いため、訪問の際は予約がベター。
「なんだこの料理?」と思った方は、ぜひ一度その味と香りを体験してみてください。
【店舗詳細】
●店舗名:羊料理 紙焼き鍋専門店 ラムラムラム
●料理ジャンル:羊料理(紙やき鍋)/創作鍋料理
●TEL:03-3272-1191
●住所:〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-5-12地下1階
●営業時間:
[平日]18:00〜23:00(L.O. 22:00)
[土日祝] 17:00〜22:00(L.O. 21:00)
※営業時間・定休日は変更となる場合があります。ご来店前に店舗へご確認ください。
●定休日:日祝
●座席数:50席(カウンター・テーブル・掘りごたつ個室あり)
●禁煙席有無:全席禁煙
●個室:あり(掘りごたつ式・4〜8名対応)
●開店年月日:2025年3月3日(「紙焼きホルモサ」よりリニューアル)
●URL:HP、食べログ、Instagram
この記事を書いた人
ラムバサダー特派員
ラムバサダーとはメンバーの22名だけではありません。ラム肉を愛する人ならだれでもラムバサダーなのです!
日本中に散らばる多くのラムバサダーたちが「ラムバサダー特派員」です。
彼ら多くの「ラムバサダー特派員」が、様々な切り口でラム肉愛にあふれるお店を紹介していきます。
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