
今まで、羊にはリーダーがおらず、空気を読んで何となくで群れで行動している場合が多く、みんなで何となく動いて水たまりの落ちちゃうとか、
窪地にはまり込んでいるとか、羊飼いの方から聞いたり、文献で呼んだりして「そうなのか」と思ってましたが、
色々な英語の資料など翻訳して読んでいると、そんなことばかりではないみたいなんです。
一匹一匹、ちゃんと性格が違うそうで、
たとえば、何にでも首を突っ込みたがる好奇心旺盛なタイプもいれば、
少しでも音がするとピタッと動きを止める超ビビリなタイプもいる。
人間と同じで、「積極的な子」と「慎重な子」にしっかり分かれてるそうです。
さらに、羊の性格は、群れ全体の動きにも影響します。
大胆な羊が先頭を歩き、臆病な羊が周囲を警戒しながら付いていく。
つまり、リーダーやサポート役みたいな役割が自然にできあがっていて
ちゃんとバランスが取れているそうです。
説の違いか、あたらしい研究の成果かはわかりませんが、「リーダーがいない」と一概には言えなさそう。
性格は、遺伝も影響しているけれど、育った環境によっても変わると考えられています。
たとえば、天敵が多い地域で育った羊たちは、全体的に警戒心が強い傾向にあったり、
逆に、天敵がいない安全な場所で育った羊は、のんびりマイペースだったりする。
たまに、この天敵いない要素が代々続いてるせいか、異常に人懐っこい羊だけの牧場があったり、
なめた態度をとる羊も居ます。(これは人口哺乳などの場合に多いそうな)
最近では、こうした羊の性格を数値化して、「より群れをまとめる能力が高い個体」を選んで、
牧羊犬との連携をスムーズにしたり、群れのストレスを減らす取り組みも海外では進んでいるんだとか。
私は色々な羊従事者に話を聞きますが、微妙に実際の話が違ったりするので、
もしかしたら、地域や育てる人により結構群れの方向性というか、性格など人間に用に違っているのかもしれません。
生き物って面白いし奥が深い。という、羊の性格の話でした。
この記事を書いた人
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