
色々な動物がいますが、羊って、なにかのんびりしているイメージ、あります。
しかし、最新の研究ではかなり高い認知能力を持っていることがわかっています。
その最たる例が「人の顔を識別している」という事。
対象はオバマ元大統領やエマ・ワトソン。タッチパネルに顔写真を表示して、「正解を選んだらエサがもらえる」というルールで訓練したところ、羊たちは80%以上の正解率をたたき出したそうです。この研究はイグノーベル賞的研究かと思いましたが、2017年にケンブリッジ大学が行った実験。しかし、その人選はなんなのだ(笑)
で、意外とやるかも・・・と思ったのが、写真の角度が違ってもちゃんと見分けたこと。普通の動物は、違う角度の顔を見せられると戸惑うのに、羊はちゃんと「この顔知っている!」と判断できたそうです。正答率は65%くらいまで下がったけれど、それでも高い水準。つまり羊は、顔の特徴を記憶していて、パターン認識じゃなく、総合的に「顔」を覚えているのですね。のんびりしているようで侮れない。
これだけだと、動物小ネタで、読み進めるとこの実験は知症や神経変性疾患の研究にもつながる可能性があると言われています。羊は大型動物で、人間に脳の作りが近い。だから「記憶や認知がどう変化するか」を調べるうえで、重要なモデル動物になり得るのです。
実際に、ハンチントン病などの研究では、羊の認知テストが使われ始めており、医療の未来に貢献する可能性を秘めているとの事。ひつじすごーーい!という話でしたが、さすがケンブリッジだ・・・・という話でオチがつきました。
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