
こちら、めちゃくちゃメディアはじめ有識者に聞かれる「日本ではどれだけ羊肉が食べられているの??」「羊肉の消費は増えているの??」に対する答えです。MLA(Meat&livestock Australiaラムバサダー運営団体/オーストラリアの食肉PR団体)が持つ一次資料を基にしていますので精度はめちゃくちゃ高いです。
こちらオーストラリアのデータですが、日本で食べられるラム肉の7割前後はオーストラリア産なので、かなり実際に近いデータかと思います。
先ず、データの結論から。
・日本で食べられるオーストラリア産ラムは、この10年で大きく増えています
・特にここ数年は、回復ではなく“成長”しています
・いま、ラムは少しずつ「身近な肉」になりつつあります
という事でここから深堀していきましょう。
■ 日本でのラム消費は、着実に増えています
オーストラリアから日本への羊肉(ラム+マトン)の輸出量は、2015年には約1.1万トンだったのに対し、2025年には約1.7万トンまで増えています。約10年で1.4倍以上に増加。つまり、うれしい事に日本で食べられているラムは、確実に増えています。
オーストラリアを7割と仮定すると、大体全体で約24,100トンが輸入されています。ほぼ100%が羊肉は輸入なので、この数はそこまでずれてはいないと思われます。

■ コロナで一度落ちるも。その後は「回復」ではなく「拡大」
2020〜2021年はコロナの影響で一時的に減少しましたが、その後は大きく回復し、2025年には過去最高を更新しています。単に元に戻ったのではなく、以前より増えている!!ラムは一時的なブームではなく、コロナに負けず日本の食の中に少しずつ根付いてきていると実感します。
■ ラムが人気の中心になっている。マトンは加工用からそのまま食べる需要に。
羊肉の中でも、ラムの比率は少しずつ高まっています。2015年には、ラムは約7,977トン、マトンは約3,733トンで、全体に占めるラムの割合は約68%でした。
それが2025年になると、ラムは約12,381トン、マトンは約4,532トンとなり、ラムの割合は約73%まで上昇しています。今の日本ではラムが主役です。
しかし、マトンもおいしい!
こちら、マトンが減ったのではなく、市場の変化で、加工用のマトンが減ったとみるべきで、ジンギスカン屋さんなどでそのまま食べられるマトンはかえって増えているのです。このあたり、データだけで実際の感覚がないと間違いやすい所です。
■ 一人当たりの消費量も、じわじわ増えている!!
日本人一人あたりの羊肉消費量は、年間約0.28kg前後(約280g)2010年代前半には約0.2kg前後だったことを考えると、この10年ほどで約1.4倍に増加しています。まだ他の肉に比べると少ない数字ですが、裏を返すとこれから伸びる余地が大きい市場!!という事が出来ます。

■ ラムは“特別な肉”から“選ばれる肉”へ
これまでラムは「北海道で食べるもの」「ちょっと珍しい肉」という存在でした。しかし今はジンギスカンだけでなく中華やエスニック料理そして、家庭でも使われる機会が増えていますまさに「特別から選ばれる肉へ」変化中のホットな食肉なのです。
■ まとめ
オーストラリア産ラムは、日本で着実に広がっています。輸出量の増加に加え、流通の約7割を占める存在となり、これからさらに身近な食材になっていく可能性があります。
世界的な食肉不足や為替差で確かに羊は高くなっていますが、それを物ともしない魅力とパワーを秘めているお肉であることがデータからわかるかと思います。
このデータについて詳しく知りたい方、利用したい方はお気軽のお問い合わせくださいね!無断転載や無断でデータ参照元とすることは禁止とさせていただきます。必ず一声かけていただくと嬉しいです!(お問い合わせはこちらから)
この記事を書いた人
ラムバサダー 菊池 一弘
羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様な羊肉普及のためのイベントを行う。
詳しいプロフィールはこちらから。
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