家で羊肉ってどう食べたらいいの??その答えとしての「味付ジンギスカン」

前回は味付ジンギスカンの将来性をお話しさせていただきました。今回は、よく聞かれる「家でどう羊肉を食べたらおいしいの??」を考えていきたいと思います。

もう、答えは皆様お分かりかと思いますが、ここでの答えは、

「味付ジンギスカン」です。

北海道や東北、信州など羊肉の食文化がある地域だけでなく、全国的に羊肉を普及するには、外食中心だけでなく、家でも食べる「内食」の機会を増やすことでして、家で食べる羊をどう普及するか試行錯誤を我々は行ってきました。メディア取材時の質問も「家でどう美味しく食べるのか??」が多く、その答えとして、色々と説明しましたが、その多くが羊じゃなくても美味しく作れるものがほとんどでした。

さて、どうしたものか・・・と、ある意味、業界全体の悩みでもあったと思います。

■こんな便利な羊肉の常備食は、なかなかない。

味付ジンギスカンは、
・冷凍コーナーで販売されている
・保存期間が長い
・精肉と比べる使い勝手が良い
・すでに味付けされている
など、これらのポイントは非常に大きく、今まで家庭で羊肉を食べる場合の問題がほぼ解決しているのではないでしょうか。前述のメディアからの質問「家でどう美味しく食べるのか??」の答えの一つが「味付ジンギスカン」なのです。

ジンギスカン鍋でそのまま焼いて食べてもいいし、フライパンで玉ねぎと炒めるとおかずになるし、もやしと炒めるとお惣菜としてのジンギスカンが完成。それをご飯に載せて生卵を添えるとジンギスカン丼…などなど。また、炒める時にスパイスなどを加え味変すると深みがぐんと増します。

そして、冷凍庫に入れておくと、いつでも利用できる気軽さもあります。「今日の晩ごはん、どうしよう?」と悩むこと、結構あると思いますが、味付ジンギスカンが冷凍庫にあれば問題解決です。

味付ジンギスカンを昔から食べている地域のみなさんは、冷凍庫に常備は当たり前ですよね。でも全国的には当たり前ではない、というのがポイントなのです。今まで私は、冷凍のスライス羊肉を常備していましたが、最近は味付ジンギスカンも常備されています。

■こんな便利なのに知られていないのはもったいない!

私もですが、味付ジンギスカンに対して、「昔の食べ物」のイメージがありました。知っているけど、まあ、そんなのあったよね・・と。しかし、味付ジンギスカンを探っていくと本当に面白い!その種類の多さ、味の多様さ、地元ごとのローカルな食べ方や、味付など、その広大な味付けジンギスカンの世界に引き込まれて行きました。

便利であり、今後の世界情勢にあったスタイルでもあるし、面白いし美味しい。この味付ジンギスカンの芳醇な世界を広めたい!!と思った事も、「味付ジンギスカングランプリを開催しよう!」と思った遠因でもあるのです。ちなみに、世界各国に様々な羊肉料理は存在しますが、味付けジンギスカンはまさに日本独自の羊肉料理でしょう。

消費者もですが、製造しているメーカーさんや業者さんも、この魅力と未来性に気づいてないのではないか?・・とも秘かに思っています。

皆さん、是非ネットで「味付ジンギスカン」検索してみてください。その種類の以外の多さに驚きますよ。

▼そんな思いも込めた「味付ジンギスカングランプリ」、参加企業さらに募集中です。
https://jingisukan-gp.com/entry/

この記事を書いた人

ラムバサダー 菊池 一弘

羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様な羊肉普及のためのイベントを行う。
詳しいプロフィールはこちらから。

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