オージー・ラム愛が溢れ出す新店舗「ラム焼肉専門店 lamb ne(らむね)」が今年4月15日にオープンしました。早速、どのような店か調査に行ってきました(職業病です)。
いざ、店の中へ入るといわゆる焼肉店のイメージではなく、落ち着いていてシックな空間が広がっていました。しばらくして気づいたのですが、「ラム肉を焼いてます!」という羊を扱うお店独特の香りがしません。お店の方にお話を伺うと「におい」について大変気にされていて、焼き台には無煙ロースターを導入したとのことでした。羊肉専門店ではどうしても服に羊肉のにおいがつきがちですが、こちらのお店ではその心配もなく、これはうれしい配慮です。
▲これが、16部位の詳細だ!
らむねがこだわる点はこれだけではなく、他のお店では真似ができないくらいのラム肉の部位の数と、その肉質には驚きました。カルビや上ロースに加えて、ラムタン、ベビーラム、そとももはばき、イチボ…と、様々な部位が楽しめます。
この日、驚いたのが前菜として提供されたラムの皮(通常、皮は肉にする段階で取り除かれているので滅多に見ることができません)が出てきたことです。これは私自身も初めて目にしたもので、その歯ごたえとしっかりとした羊の香りに驚きました。
さらに、この日いただいた生後3か月未満の子羊であるベビーラムは、日本ではほとんど見かけません。そんな貴重なものを焼肉スタイルで食べれるのは非常に魅力的です。また、そとももはばきは羊1頭からわずか300gしかとれない部位とのこと。このように貴重で多様な肉を食べられるのがらむねの魅力です。
▲上に載ってるのがラムの皮。
全体的に、羊肉の脂の質のレベルが高いことも印象的でした。羊肉独特の香りは「脂の劣化」の場合がほとんどです。羊のにおいを抑えるために、脂肪部分を多めに削り取って出荷されることもあるくらいです。このように、羊の脂肪の扱いには注意がいるのですが、こちらのお店の脂肪は甘くてあっさりとしつつも、羊肉のよい香りが引き立っていました。
▲これはラムハツ。部位の豊富さが魅力。
らむねでいただいたお肉は、食べ応えがあるのにあっさりしており非常にバランスが良いと思いましたし、脂の旨味がしっかりしているのも特徴です。お話を聞くと、こちらのお店はオーストラリアの食肉加工会社大手、トップカット社の日本法人「テンダープラスジャパン社」と提携しており、同社の社長もこのお店を訪問した時に大満足されたとか。
同店は「ラム焼肉専門」と入れた初めてのお店ではないでしょうか。次から次へと羊肉のお店が最近増えていて、うれしい限りです。期待の新店舗、是非皆様も!
イラスト提供:株式会社オペレーションファクトリー
【店舗詳細】
●店舗名:ラム焼肉専門店 lamb ne(らむね)
●TEL:03-6273-1033
●料理ジャンル:羊肉焼肉
●住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-28-15 TRN新宿ビル4F
●営業時間:
[ランチ(土・日)]11:30~15:30
[ディナー]17:00~24:00
●定休日:無
●座席数:46席
●個室の有無:無
●禁煙席有無:有(全席禁煙)
●開店日:2019年4月15日
●URL:http://www.opefac.com/store/lambne/index.html