遊牧民の記憶を、オージー・ラムでまっすぐ伝えるモンゴル料理店 Annchai(アンチャイ)

初めて聞いたときに金沢のイメージとモンゴルのイメージが重ならず「おおー」と思いましたが、今回は石川県金沢市の観光地・東茶屋街からほど近い町家の一角にあるモンゴルの家庭料理のお店のご紹介です。

「羊を主役にした食文化」を丁寧に伝える店で、名前は[Annchai(アンチャイ)]です。

■ 店名の込められた思い

調べたところ、Ann(アン)は、モンゴル語で 「獣」「家畜」「生き物」といった意味を持つ言葉、Chai(チャイ)は 「お茶」「食事」「ひととき」を意味するそうです。モンゴルでは単なる飲食ではなく、人が集まり、食べ、語らう時間そのものを含んだ言葉です。

つまり Annchai とは、「生き物(=羊)とともにある食事の時間」「遊牧民の暮らしに根ざした、羊を囲むひととき」といったニュアンスを持つ名前です。ああ、非常に良い名前。

■ オージー・ラムを選ぶ理由

モンゴル料理は、遊牧民の暮らしに根ざした「肉を主役にする料理」。味付けは岩塩が基本、調理法も非常にシンプルです。だからこそ、肉そのものの旨味や脂の甘さが重要になる・・・・とお店の方。

オージー・ラムは赤身と脂身のバランスがよく、素材本来の味を楽しむことができ、モンゴル料理本来の素朴な味わいを引き立ててくれるそうです。過分な評価ありがとうございます。

■ 名物料理はシンプルだけどおいしい草原の味

看板メニューのひとつが「ボーズ」だと教えてもらいました。中国の包子に由来する蒸し料理で、羊肉の餡を小麦粉の生地で包んだ一品です。アンチャイでは、粗挽きの羊肉に少量の玉ねぎを加え、味付けは塩と控えめなスパイスのみ。ひと口頬張ると、熱々の羊肉の肉汁があふれ、モンゴルの草原を思わせる素朴な味わいを楽しめるそうです。最近スパイス効かせすぎ。味濃すぎの料理が多い風潮なのでこれはおいしそう。

「ホーショル」も、ボーズと並んで親しまれている定番料理とのこと。外はパリッと香ばしく、中の羊肉との相性が抜群で、生地のサクサク感を大切にしているため、テイクアウトにも対応しているといいます。

さらに、羊肉の旨味を最もシンプルに味わえるのが「チャンスンマフ」。塩だけで羊肉を茹で上げる伝統料理で、骨付き・ミニカット・骨なしから量を選べ、骨付き肉をナイフで豪快に切り分けながら味わう食べ方がおすすめだそうです。

シンプルだからこそ羊の肉の味が出る料理の数々ですね。こういう料理こそ、オージー・ラムは生きる!と思っています。

ドリンクでは、塩味のミルクティー「スーテーツァイ」が印象的です。羊料理と合わせることで、「食べる」と「飲む」の境界が曖昧になるモンゴル独自の食文化を体感できます。モンゴルビールやウォッカなどもそろっているそう。塩味のミルクティーは最初驚きますが飲んでいくうちに癖になる味です。

■ 金沢の文化とモンゴルの文化が出会う場所

店内は、モンゴルの遊牧民が実際に使用していた家具や道具を配し、金沢の町家の温かみと異国情緒が自然に調和した空間。不思議だけどなんか落ち着く空間です。

また、馬頭琴やシャガイ(動物のくるぶしの骨)を使った占い体験、九谷焼の一点ものの器など、日本文化とモンゴル文化の融合もアンチャイならではの魅力です。

アンチャイは、羊肉を通して遊牧民の暮らしや精神文化までを感じさせてくれる、と共に、文化の融合そしてオージー・ラムのおいしさも伝えてくれる一軒です。

東山二丁目の心の道をまっすぐ進むとAnnchaiがあります

東山二丁目の心の道をまっすぐ進むとAnnchaiがあります

店外写真

モンゴルの石焼き羊肉ホルホグ(要予約)

モンゴルの石焼き羊肉ホルホグ(要予約)

店内は古民家の作りにモンゴルの家具などを使用した作りとなっております

店内は古民家の作りにモンゴルの家具などを使用した作りとなっております

塩ゆで羊肉(チャンスンマフ)大サイズ

塩ゆで羊肉(チャンスンマフ)大サイズ

ホーショル

ホーショル

アンチャイのボーズはオーストラリア産羊肉を使用した、ジューシーさが特徴のボーズです

アンチャイのボーズはオーストラリア産羊肉を使用した、ジューシーさが特徴のボーズです

【店舗詳細】

●店舗名:Annchai(アンチャイ)
●ジャンル:モンゴル料理
●住所:石川県金沢市東山2丁目9-14
●電話番号:090-2837-4083
●営業時間:ランチ(平日のみ)11:30〜14:00、ディナー:11:30〜21:00
●定休日:火曜日・水曜日
●座席数:25席(全席禁煙)※二階席あり。個室なし。
●禁煙席有無:全席禁煙
●開業:2021年6月
●Instagram:@ann__chai
●Facebook:AnnChai
●Webサイト:https://annchai.azine.jp/

この記事を書いた人

ラムバサダー特派員

ラムバサダーとはメンバーの22名だけではありません。ラム肉を愛する人ならだれでもラムバサダーなのです!
日本中に散らばる多くのラムバサダーたちが「ラムバサダー特派員」です。
彼ら多くの「ラムバサダー特派員」が、様々な切り口でラム肉愛にあふれるお店を紹介していきます。

こちらもおすすめ