【味付ジンギスカングランプリ】授賞式・会場レポート

ここ数か月の間、募集・審査を行っておりました「味付ジンギスカングランプリ」の授賞式が6月3日に三田のオーストラリア大使館で開催されました。私も審査員として参加しましてその時の模様をレポートさせていただきます。

70商品を11時間かけて試食し、各賞についてその後2時間の議論を経て、審査員間での納得感と公平性を考え、合計13時間に及んだ審査会。その成果が発表されるとあり、感慨深いものがありました。コロナもある程度落ち着き、当日は受賞者さんはじめメディアや羊肉業界関係者など50名が集まりました。

●オーストラリア大使館で授賞式を開催!

今回はオーストラリア大使館が会場を貸してくださいまして、好意的に対応していただきました。おかげさまで、普段は入れない施設での発表となり、とても華やかな授賞式となりました。会場にはグレッグ・ラルフ臨時代理大使もお祝いに駆け付け、日本とオーストラリアのつながりと、味付ジンギスカンという独自の文化についてコメント頂きました。

準備する側としては緊張しましたが、警備の方から臨時代理大使に至るまで、オーストラリアらしくみんなフレンドリーで最高の会場を提供していただけたと改めて思いました。オーストラリア大使館の皆様ありがとうございます!

●グランプリは「白樺ジンギスカン」!

受賞の詳細はこちらをご覧いただければと思いますが、ほぼすべての受賞企業さんが駆けつけてくださいまして、受賞式はおおいに盛り上がりました。

そして、授賞式の後は大使館の庭園でのBBQパーティーへ移行。MLA駐日代表のスコット・ウオーカーさんと、オーストラリア大使館 参事官(農務担当)トム・クライネンさんが自らラムチョップを焼き、受賞者及び関係者をもてなしました。

各賞を受賞したジンギスカンもふるまわれ、和気あいあいと大いに盛り上がりました。今まで参加した色々な授賞式の中で、手前みそになりますが、1,2位を争う楽しい企画でした。本当に!

●グランプリを通して、味付ジンギスカンの可能性をものすごく感じる。

下記総評をこちらにも載せておきます。

試食して思ったことは、歴史的な背景が強いのかもしれませんがどれも醤油味に寄り過ぎていること、甘みが強いことに強い印象を覚えました。またそれが同時に今後の課題でもあると感じました。野菜と一緒に炒めて、ご飯のおかずとしては最高なのですが、食生活やライフスタイルの変化に合わせて、昔から変わらない良さを維持しつつ、「あまじょっぱい」から一歩踏み出した、新しい味付ジンギスカンをラインナップに入れることが出来たら、さらに味付ジンギスカンのすそ野は広がり、多くの人に愛される食品になると感じました。味付ジンギスカンの魅力が今後一部地域だけで終わるか、日本中で愛されるものになるかはこの点にかかっています。既存の味を維持しつつ、新しい味に是非挑戦していき、味付ジンギスカンの可能性をもっと伸ばしてほしいと思いました。

・・・・と、古き良き味を大事にしつつ、未来志向の味も作り上げていくことが今後の味付ジンギスカン普及と認知度拡大の肝だと思いました。ハマると深い味付ジンギスカンの世界。

審査を通し、味付ジンギスカンの未来を見た!気がします。

▼当日の様子はこちら!

▼味付ジンギスカングランプリ詳細はこちらより
https://jingisukan-gp.com/

この記事を書いた人

ラムバサダー 菊池 一弘

羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様な羊肉普及のためのイベントを行う。
詳しいプロフィールはこちらから。

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