店内で「あの日あの場所―♪」と音楽が流れていた時は爆笑しましたが、最近首都圏中心に3店舗と店舗数を増やしている「東京ラムストーリー」さんの品川店に先日お邪魔してきました。派手な外見に親しみやすい店内。グラスに「もっとラムに生きろよ」と書いてあったり、名物ドリンクが卓上レモンサワー「レモンサワーは突然に!」だったりと、小ネタ満載のコンセプト通りの楽しいお店です。
■ネタ感に騙されてはいけない肉のおいしさ。
▲肉の切り方や部位などにもしっかりこだわりがある。
店名や音楽や内装にやられますが、この店それだけではない。肉がちゃんと美味しく、しかも価格がお手頃なのです。
肩ロースはこだわりの厚切りで食べ応えもあるし、ウデ、モモなどもしっかり美味しい。そして、醤油が利いた味付ジンギスカンがあるのもポイント高し。味付ジンギスカン、たまーに強烈にたべたくなるんですよね。
あっさり醤油ベースの付けタレに、唐辛子や胡麻やニンニクなどを入れて味変しつつ美味しい肉を食べていく多幸感がたまりません。そして、薬味が多いのがうれしい。別料金ですが、花椒、パクチー、ネギ塩、クミン塩、ハーブ塩、山わさび、ガーリックバター等があり、味変して楽しんでいけるのが良いですね。羊はハーブとスパイスとの相性が良いので、これは他のお店も入れて欲しいサービス。
レバー、ハツ、タンの内臓系もあるのがうれしい。特に羊レバー大好きなので、1000円以下で注文できるのはうれしい限り。焼き方だけは焼きすぎないように注意が必要ですが。
こちらで使うお肉はもちろんオージー・ラム。運営会社さんになぜオージー・ラム?を聞いたところ、ジンギスカン業態を始めようと様々なお肉を試す中、クセがなくジューシーなチルドのオージー・ラムに出会い感動したのがきっかけだそうです。また、仕入れが安定していて、チルドラムの品質が安定していることも魅力との事。
■サイドメニューも侮れない。
▲18禁の旗が目立ちますが、味もばっちり。
肉でおなかいっぱいで、あまりサイドメニューまで行けなかったのですが、サイドメニューも充実しています。個人的なお気に入りは「大人のミニチーズラムバーガー」粗びきのひき肉とパンは相性抜群。18禁の旗はご愛敬ですが、純粋にランチでこれの大きいの食べたい!と思わせる味でした。冷製とろレバー刺しや羊チーズ盛り合わせも心憎い。その他に、叙〇苑サラダ なるちょっと名前的にやばめのサラダも気になりました。
■楽しく、気軽で、入りやすく美味しい。
▲名物の卓上レモンサワー
ベタなジンギスカンだと思いきや、サイドやドリンクなどの工夫がある。肩がこらない気軽なジンギスカンの進化系とはこのようなお店なんじゃないかなと。
店舗数ジワリと増えていますので、もしかしたらあなたの街でもラムストーリーが始まるかもしれません。
この記事を書いた人
ラムバサダー 菊池 一弘
羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様な羊肉普及のためのイベントを行う。
詳しいプロフィールはこちらから。