羊肉ブームとブームの固定化とは

こんにちは。ラムバサダーの菊池です。

前回は「羊肉のブームは料理や味ではなく素材のブーム」であると書かせていただきました。今回は、メディアに「羊肉ブームですね!」と同じぐらいよく聞かれる「このブームは、今後どうなるのか?」という問いについてお答えします。

料理や味のブームは基本、外食産業が牽引し、ある程度固定化(いろいろなお店で提供されたり、通常メニューに採用されたりするなど)となるですが、他のもののブームが来るとともに、廃れることが多いのが特徴だと考えています。ただ外食産業としては、何かしらの流行りを取り入れなければならないのは、当然と言えば当然です。

ブームがある程度固定化するとはどういうことか?私は、「家庭でもその料理が食べられるようになる、作られるようになる」事だと思います。外食でしか食べなかったものを家でも日常的に食べるものとなる。その流れが、ブームが一過性ではなく、その対象がブームから一歩進み「一般化」することだと想うのです。

では、羊肉について見てみると、羊は「家庭に入り込み始めている」という段階だとみています。実際、大手スーパーでは、羊肉が買えるようになりました。これは、数年前では考えられないことです。ただし、家庭ではまだ広く活用されていないのが実態だと考えています。それはジンギスカン以外の食べ方を知らないことも大きいのではないでしょうか。

そこで、私が率いる消費者団体羊齧協会(ひつじかじりきょうかい)が次にやらなければいけないことは、「家庭内で羊肉をおいしく食べる方法のシェア」となります。(ただし、羊肉自体まだ伸びしろがあるので外食における啓蒙も併せて行うことが必要です)。いろいろな手段でやっていかなければならないと思いますが、我々としては、4月に羊肉の家庭向けレシピ本の発売と、6月の羊肉専用スパイスの発売を通じて、「家羊(いえひつじ、家庭で羊肉を料理して食べること)」の応援ができればと考えております。

このように、羊肉は「ブームから固定化」へ向かいつつあります。業界の皆様、もうひと踏ん張り。一時の流行とせぬように共に頑張りましょう。

菊地 一弘

羊齧協会 主席
株式会社場創総合研究所 代表取締役
一般社団法人 来来県 代表理事

羊肉の消費者団体、羊齧協会設立者にして主席(代表)。羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、月例イベント、羊フェスタ、羊齧落語、羊齧合コンなど、切り口を変えた羊肉普及のためのイベントを行う。月例イベントは6年連続満員御礼。100席のチケットが3時間で売り切れるほど協会には「羊愛」の強い会員が揃う。会員数は都内を中心に1,700名(2018年8月現在)。毎月数十名規模で拡大中。15名の幹部を置き、組織化しているのが大きな特徴。東京の本部のほか、関西支部を神戸に、北東北支部を八戸に置く。また、日本初のラム肉レストラン本『東京ラムストーリー』を監修するなど、活動は多岐にわたる。

羊齧協会 http://hitujikajiri.com/
一般社団法人 来来県 http://lailaipref.or.jp/