冷凍の羊肉と冷蔵の羊肉について

こんにちは! ラムバサダーの菊池です。

ラムバサダーサイトをご覧いただいている方なら、大体の方がもうご理解いただいていると思いますが、日本に入るラム肉の98%は海外産のラム肉です。また、そのうちの6割から7割が時期にもよりますがオージー・ラムとなります。つまり、日本で食べる羊肉のほぼ6割から7割の羊が「オージー・ラム」と言っても過言ではありません。

最近オージー・ラムには大きなトピックスがあります。それが「チルド(冷蔵)ラムの割合が増えた」という事。オーストラリアの牧場から日本の食卓まで「1回も冷凍されず」に運ばれているお肉なんです。距離を考えるとすごいなと改めて。では、なぜそんなに増えたのでしょうか?? その理由はスーパーでの取り扱いがここ数年大きく増えたことと、飲食店での提供食数が延びたことなどの要因と、生ラムとして販売できるチルドラムの需要が高い事などがあげられます。飲食店によっては「チルド以外のラム肉は扱わない!」というこだわりがあるお店も! 増加傾向は2015年からスタートし、その後増加の一途をたどっており、今後もどんどんと取扱量は増えていくと思われます。

さらに、オーストラリアからの輸送技術の進歩もこのチルド肉の普及に一役買っています。主に使われるのは冷蔵船で、2週間で日本とオーストラリアを結びます。「2週間も冷蔵していたら質が落ちるのでは??」と思われる方もいると思いますが、肉はこの2週間で熟成します。つまり、日本で販売されているチルドラムは熟成羊という事になります。

このようにして運ばれる羊はオーストラリアの全輸出量の36%! 一回も冷凍されない美味しくて質の高いオージー・ラムがどんどんと日本に上陸しつつあります。今後も増えていくであろうオージー・チルドラム。ますます楽しみですね。

誤解しないでほしいのは「冷凍はだめ!」という事ではない事。あくまで、使い方や扱うお店などにより要求が違うので、それに合わせてチルドが増えているだけで、フローズンのラム肉も、チルドと遜色ない美味しさがあることをあえて強調しておきたいです。

この記事を書いた人

ラムバサダー 菊池 一弘

羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様な羊肉普及のためのイベントを行う。
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