「ヘルシー」だけじゃない。改めて考える、羊のすごい栄養価

メディアの取材などを受けますと、必ず「羊はヘルシーで痩せると流したい」と、必ず言われます。多くの方の興味の方向性がこれで分かるのですが、羊は「ヘルシーで痩せる」為の家畜ではありません。美味しい家畜です(笑)

・・・それはさておき、ここでいうヘルシーは単純にカロリーの事だと思いますが、部位による違いや、何と比べるか??が大事です。痩せると言われているLカルニチンも「摂取後適度の運動」をしないと作用はしないので注意が必要です。

「ヘルシー」「痩せる!」が独り歩きしがちな羊ですが、今回はその他の栄養価をご紹介していきます。まさに、羊は栄養の宝庫。良質な赤身肉なのです。

〇タンパク質
羊肉は「良質な赤身肉」と言われており低脂肪高たんぱく。アスリートが体つくりのために食べているなど、タンパク質の豊富な食肉です。

〇鉄分・亜鉛が多く含まれる
鉄分:身体への吸収が良い動物性ヘム鉄を多く含み、鶏肉の5倍、豚肉の4倍の鉄が含まれる。
亜鉛:含有量が多いと言われる、豚、魚、卵などの1.5倍から4倍と多く含まれます。

必須アミノ酸などもバランスよく含まれています。

〇低コレステロール
羊のコレステロールは魚と同程度と言われ、豊富な不飽和脂肪酸の働きによって、コレステロール値を下げると言われています。

〇低カロリー
食用肉100gあたりのカロリー数で比較した場合、
牛肉:259カロリー
鶏肉:204カロリー
ラム肉:198カロリー
となります。

〇ビタミンB
ビタミンB1だけではなく、脂肪をエネルギーに変えるビタミンB2、タンパク質の代謝を助けるビタミンB6など、様々なビタミンが含まれています。

・・・・このように、羊肉は「高たんぱく・低コレステロール・低カロリー」であり、
栄養価が高いお肉となっており、美味しいだけではなく、健康を気にする方、運動をされる方などにも適したお肉でもあるのです。
このデータで羊肉は「美味しくて栄養たっぷり」という事がお分かりかと思います。

痩せる!ヘルシー!も間違いではありませんが、美味しさや、高い栄養価などももっと注目して欲しい食肉が「ラム肉」なのです。

この記事を書いた人

ラムバサダー 菊池 一弘

羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様な羊肉普及のためのイベントを行う。
詳しいプロフィールはこちらから。

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