「羊肉が好きでお店を始めました！羊肉は可能性があるのでお店始めました！」という話はよく聞きますが、「実は羊肉嫌いだったんです・・・・」から、お店を始めるパターンはほぼありません。しかしそれは羊肉の欠点を知っているということにもつながり、好きな人と嫌いな人の気持ちがわかる！だからこそ旨い羊肉が食べられる！そんなお店が東京三鷹にある「おだしのだしお」さんです。

元々、オーナーは羊肉が本当に苦手で、お店も貝出汁のしゃぶしゃぶのお店でした。あるおいしい羊肉との出会いがあり、その出会いが強烈すぎてお店も羊肉料理の店に変えてしまったとのこと。

■羊肉のつまみで飲み、ジンギスカンを食べ、貝出汁ラムしゃぶで〆れる羊肉好きの天国のようなお店。

こちらのお店の楽しみ方をこの前見つけました。まずは4名以上のメンバーを用意するところから始まります。最初に豊富な羊肉系のつまみでお酒を頂きます。自家製レモンサワーや、日本各地の地酒などがあり、つまみも酒のみの心をわかっているものが多いので、お酒好きな人は満足度が高く、飲まない人でも十分満足できます。

▲子羊の炙りタルタルユッケ（1000円）

そして、場が温まりましたらおもむろにジンギスカンを投入。お肉はオーストラリア産のモモと肩ロース。肩ロースはパスチャーフェッドラム（マメ科の栄養価の高い草を食べさせたラム肉）とオーガニックラムの2本立て。

特製のたれに自家製の辣油を入れて楽しむのも良し。そのまま肉の味を楽しむのも良し。

野菜は、レンコンとマッシュルームが初期野菜としてついてきます。どちらも脂なじみの良い野菜なので、羊肉の脂を吸って美味しい。ちょっと外側がカリカリするまで羊肉の脂で揚げ焼にするのがお勧めです。この野菜は季節で変わるとのこと。

▲ジンギスカン。肉が美しい。

そして、〆は貝出汁ラムしゃぶです。しっかりした味のスープにうまいラム肉をくぐらせて食べるので美味しくないわけがなく、ラムの旨味と貝の旨味が混ざり合ったスープに入れた野菜も美味しく食べることができます。そして、〆にはとろろ芋が混ざった雑炊で、貝と羊肉の旨さを楽しんで〆れば完璧。やや食べすぎのきらいはありますが、おすすめのコースです。

▲貝出汁ラムしゃぶのスープ。

カウンターで羊肉のつまみで軽く飲んでる方もいるので、1名でも十分楽しめますが、大勢で行って是非上記のコースを楽しんでください！羊肉といえばジンギスカンかエスニックなど外国の料理が多いのですが、しっかり作りこんでるこういう店もっと増えればなあ・・・・とつくづく感じております。

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