最近、国内の羊飼育数の統計を見ているのですが、何と岩手県が2位に。もともと羊の毛を利用するホームスパンも盛んで、羊飼育数も多かった岩手県。そして、ニューヨークタイムズの2023年に行くべき52か所で2位になった今注目の盛岡に羊肉特化型食堂酒場が登場です。その名も「遠野食堂ラムジン」。
■なぜ盛岡なのに「遠野食堂」なのか??
岩手県遠野市は羊肉を常食とする地域で、以前市町村で一番羊肉を買っていたこともある、羊愛が激しいエリアです。スーパーに肩ロースのスライスが並び、人が集まるときにみんなでジンギスカンを楽しむ文化がある地域で、多くの羊肉を扱う店舗があり、味を競っています。そして、こちらのお店の本店は遠野で1967年から遠野ジンギスカンを提供している老舗で、「遠野ジンギスカンをもっと気軽に」をコンセプトに昼は食堂、夜は酒場のスタイルで羊料理が楽しめます。
■羊愛だけじゃない。遠野愛も炸裂のお店です。
自慢のたれと、遠野人が愛するジンギスカン最適部位「肩ロース」を提供するのみならず、食堂としてラム肉のいろいろな部位を鉄板で調理して提供。遠野・岩手県の食材や、調味料、酒類などを積極的に活用し、遠野を感じられるメニュー作りをしているお店で、調味料も地元の味噌や麹などを使用し、生産者の思いや食材の魅力を伝える、遠野の魅力を発信するお店でもあります。
▲厳選された遠野の食材たちもお店のウリの一つ。
一押しメニューは鉄板でレアに焼き上げたステーキカットのラム肉と焼き野菜を岩手の伝統工芸品「南部鉄器」で提供する「遠野ジンギスカンステーキ」。自家製柑橘タレが特徴です。そして「ラム串4種」も外せません。ラムタン、ラム肩ロース&玉ねぎのクミン、ラムハツ、ラムつくねの4種、ラム肉のいろいろな部位を食べ比べできます。
▲遠野ジンギスカンステーキ
こちらのお店で使用されるお肉の中心はもちろんオージー・ラム。オーナーになぜオーストラリア産のラム肉を使用するのか聞いたところ「肉の香りや味、弾力など品質が高く輸入量が安定しているオージー・ラムを中心に取り扱っています。」との事でした。
▲ラムの串焼き(ラムタン、ラム肩ロース&玉ねぎのクミン、ラムハツ、ラムつくね)
首都圏のみならず、最新地域に良い羊のお店がどんどん誕生してきています。この流れ、ますます加速しそうですね。
そのお肉を食べてみたい!という方に人に朗報!!
ラムジンで使用しているオージー・ラムは、同系列店、遠野食肉センターの精肉店が運営するオンラインショップで購入可能です!
↓ご購入はこちらから!
https://shop.tonoramu.jp/
▲お店も、ロゴもおしゃれ。
【店舗詳細】
●店舗名:遠野食堂ラムジン
●料理ジャンル:羊肉料理専門店
●住所:〒020-0023 岩手県盛岡市内丸5-2
●営業時間:15:00〜22:00
※新型コロナウイルス流行期につき、営業時間等変更になる可能性があります。
●定休日:火曜日
●座席数:27席
●禁煙席有無:全席禁煙
●個室:無
●URL:HP
この記事を書いた人
ラムバサダー 菊池 一弘
羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様な羊肉普及のためのイベントを行う。
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