1回目、2回目の記事はこちら!
【ジンギスカン好きとはどんな人?】ジンギスカン応援隊員に見る!家ジンギスカンの現在座標 第1回
【ジンギスカンは何で焼く?】ジンギスカン応援隊員に見る!家ジンギスカンの現在座標 第2回
1回目は「ジンギスカン応援隊の登録者はジンギスカン好き」という前提に基づき、「全国のジンギスカン好きの属性はいかに?」を深掘り、2回目は「何で焼いているんだろう?」を深掘りしました。そして今回もジンギスカン応援隊さんのアンケートを参考に「家ジンギスカンの現在座標」を探っていきたいと思います。
今回は「どう楽しんでいるか?」をテーマに、普段見えてこないお隣の家ジンギスカン事情を深掘りしていきます。
北海道遺産ジンギスカン応援隊とは?
北海道産ジンギスカン応援隊は、北海道産のジンギスカンを多くの人に広め、この食文化を次世代に残すために、歴史や地域ごとの文化、食べ方の提案、イベントなど、さまざまな情報を発信し、ジンギスカン文化の応援をしています。
■味付ジンギスカンか、後付ジンギスカンか??
ジンギスカン業界の永遠のテーマの一つ。「味付か、後付か」について、定義がわからない人向けに説明します。
味付ジンギスカン・・・タレに羊肉がマリネされているジンギスカン。
後付ジンギスカン・・・焼いたものにタレをつけて食べるジンギスカン。
となります。アンケートを見てみると、個人的感覚では後付がメインだと思っていましたが、なんと味付ジンギスカンが優勢。全体でみると「後付派:39.3%、味付派:60.7%」となります。あくまでジンギスカン好きの統計ですが、味付派が優勢です。
味付ジンギスカングランプリを行っているので、この状況は結構うれしいです。
■お気に入りのジンギスカンのタレは何か??
後付の場合はタレが必須ですが、皆さんの好きなタレは・・・
- 1位:ベル食品
- 2位:ソラチ
- 3位:スタミナ源たれ
となりました。1位と2位が圧倒的で、2位と3位の間にはかなりの差があります。また、各地元の精肉店のタレや自家製のタレを挙げる人も多く、タレに並々ならぬこだわりを持っている方が多いようです。ちなみに、我が家はその時にあるもので済ませるため、特定の味やこだわりは特にありません。そういう人も多いはずです。
その代わり、ベースのタレにいろいろなものを混ぜてオリジナルのタレを作るのが好きですが、皆さんはどうやって楽しんでいるのでしょうか?気になって調べてみました。
と、これは本当に千差万別。私は青唐辛子の輪切りとニンニクが好きなのですが、同志は見つかりませんでした。
■ジンギスカンの時にどの野菜を焼くのか??
我が家は以前もやしオンリーでしたが、最近はいろいろな情報に触れ、玉ねぎや根菜類などを焼くようになってきました。みなさんはどんなものを焼いているのでしょうか??
圧倒的に玉ねぎが人気です。そして、キャベツは焼いたことがないのに、第三位にランクインしているのが意外でした。やはり、全体的に脂なじみが良い食材が多いですが、トマトやジャガイモなどもおいしそうなので、今度我が家でも取り入れようと思います!我が家の家ジンギスカンが進化しそうな予感です。
■家ジンギスカンを阻む「におい」問題について
家でジンギスカンを行うと、部屋に「ジンギスカンしました!」という匂いがつき、その匂いが家ジンギスカンをあまりやらない流れにつながっています。そこで、皆さんに「我が家の匂い対策」を聞いてみました。ちなみに我が家もこれは悩んでいます・・・
やはり、窓を開け、換気扇を回すのが一番のようです。茶葉をフライパンで煎る方法は知りませんでした。これはさっそく取り入れてみます。
3回にわたって「家ジンギスカンの全体座標」としてまとめさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?昔はよくやっていた家でのジンギスカンですが、最近は下火という話も聞きます。家族の団らんやごちそうとしての「家ジンギスカン」、とても良いので多くの人に楽しんでほしいです。
この連載を読んで「あ、家でジンギスカンもいいかも」と思った方は、ぜひジンギスカン鍋を!「でも、煙が・・・」と思う方はホットプレートで焼くとほぼ煙が出ませんので、おすすめします。
ご家庭でのジンギスカン。味付ジンギスカンを買うと、ほぼ手間いらずなのでおすすめですよ!
この記事を書いた人
ラムバサダー 菊池 一弘
ラム肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
ラム肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様なラム肉普及のためのイベントを行う。
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