【ジンギスカン好きとはどんな人?】ジンギスカン応援隊員に見る!家ジンギスカンの現在座標 第1回

私の「家でジンギスカンをやる人ってどれぐらいなんだろう??」という疑問からスタートしたのがこの企画です。ジンギスカンと言えば……ということで、仲良しのジンギスカン応援隊さんにご協力いただき、約8,000人いる隊員の中から、438名の方にアンケートに答えていただきました。その結果をまとめてみました。

北海道遺産ジンギスカン応援隊とは?

北海道産ジンギスカン応援隊は、北海道産のジンギスカンを多くの人に広め、この食文化を次世代に残すために、歴史や地域ごとの文化、食べ方の提案、イベントなど、さまざまな情報を発信し、ジンギスカン文化の応援をしています。

http://hokkaido-jingisukan.com/

そもそも、ジンギスカンが好きでなければ家ジンギスカンをしないだろう……ということで、この調査は「ジンギスカンに興味のある人」を対象に実施しました。興味深いのは、アンケート結果は意外と道外にお住いの方からの回答が多かったことも注目です。その人たちの行動を見ながら、家ジンギスカンが好きな人たちの「現在の座標」をシリーズで分析していきます。最初は1回でまとめようかと思いましたが、情報量が多すぎてシリーズ化したくなりました。

■ジンギスカン好きとして応援隊に登録している人とは?

まずは基礎情報として、「応援隊に登録している人=ジンギスカン好き」と定義し、どんな人が登録しているのかを分析しました。まずは年代と性別です。※全隊員からの集計ではないですが、概ね平均してこの数値でしょう。

男女別で見ると、女性がやや多く、男性がジンギスカンを食べているイメージが強かったので、少し意外でした。年代別では、40代~60代が中心となり、年齢層が高い方々がジンギスカンを楽しんでいることがわかります。20代と30代が非常に少なく、この層をどう育てていくかがジンギスカン業界の今後を決めるのでしょう。少し気になる年齢分布です。

さあ、引き続きアンケートに回答頂いた方の居住区です。ぱっと見「北海道多い!」と感じるかもしれませんが、たしかに全隊員の中では圧倒的に北海道出身、在住の隊員が多いですが、個人的には近畿中部の多さに驚きました。北海道出身者じゃない方も意外と多い!

実際には、北海道出身者以外でジンギスカンが好きな人が日本中にいることがわかります。

■ジンギスカン好きは家ジンギスカンをするのかしないのか?

「家ジンギスカン=家でジンギスカンをやること」と、ここでは用語を定義して、家でジンギスカンをやるかやらないかを深堀してみます。まずは年代で見た場合ですが 家でジンギスカンをやる人はなんと83%と多数派。

やはり、家でもやりたくなる魅力がジンギスカンにはあるようです。20代と30代はやらない人がやや多いですね。「部屋に匂いがつく」「脂が跳ねる・・・」など、家で焼肉などやらない人が増えていると聞いてますがその影響かと思われます。しかし、家でも羊を焼く層の多さに改めて驚きました。

さあ、次は居住地別で見てみましょう。

言わずもがな、北海道圧倒的です。ほぼすべての人が家でジンギスカンを楽しんでいます。想像どおりその他の地域は大体7割が家ジンギスカンをやらないことがわかります。家ジンギスカンは実はハードルが高く、まず鍋を持っていなければいけません。そして、煙が結構出るので匂いも気になる場合が多いそうです。そもそも、ジンギスカン鍋みんな持っているのだろうか……?持ってない場合は何で焼いているんだろう?次回はこのあたりを深堀し、もう一歩家ジンギスカンに迫ります。

次回は……「【ジンギスカンは何で焼く?】ジンギスカン応援隊登録者に見る!家ジンギスカンの現在座標第2回」にご期待ください。

この記事を書いた人

ラムバサダー 菊池 一弘

羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様な羊肉普及のためのイベントを行う。
詳しいプロフィールはこちらから。

Special Thanks:ジンギスカン応援隊

※こちらのアンケート結果はあくまでも『北海道遺産ジンギスカン応援隊』の隊員の中でアンケートに回答してくださった438名の方から集計した結果です。正規リサーチ会社による市場調査ではありませんので、予めご了承ください。

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