羊肉料理で、ジンギスカン以外で皆さんが思い浮かべる料理があります。昔はラムチョップでしたが、ラムバサダーの梁さんの味坊や、関澤さんの串羊サンライズ等の登場もあり、「羊串」に注目がかなり集まっています。その流れを裏付けるように、大久保にオープンしたのが「羊肉専門酒場　ひつじろう」です。

串焼きは大昔からある調理法で、おそらく、火をおこし、それで肉を焼いていた石器時代などから続く料理法だと思います。中国の羊肉串、中東のシシカバブ、中央アジアのシャシリク、インドのシークケバブ、日本の焼き鳥と串焼きは世界中どの国にも存在します。その流れが日本では焼き鳥という大衆的な味で広がり、浸透しています。

さて、私も妄想レベルで「羊串の気軽なお店あったらいいな！」と前々から考えていましたが、そんな夢がかなうお店が登場しました。炭火で色々な部位の羊肉を焼き上げた羊串の専門店です。炭火で焼く羊串は7種類。ショルダー、肩ロース、タン、ハツ、ホルモンなどから選べるほか、羊のたたきやバルサミコソースの羊のハンバーグなどもあり、一品料理も充実です。そして、メインとしてラムしゃぶもあるというぜいたくな布陣。もう、いう事ありません。

羊肉料理は、どちらかというとジンギスカンや中華料理やエスニック系以外は高級路線のお店も多く、ちょっと羊だけ食べたい！場合お店の選択が限定されることが多かったのですが、このスタイルでしたら気軽に羊が楽しめそうです。低価格帯を維持するため、部位によって仕入れを分けたりする企業努力で良い物をリーズナブルに提供しているそうです。もちろん、オージー・ラムも安定した品質と優秀なコスト、そして味で選択いただいています。

気軽に羊をどこでも味わえる時代が来つつあることを教えてくれる羊肉の新業種誕生ですね。

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