〜味付ジンギスカングランプリを終えて〜食のプロフェッショナルとジンギスカン応援隊の短評

味付ジンギスカングランプリの連投記事もこれで最後。お陰様で多くのメディアに取り上げられ、初回としては大いに足跡を残せたのではないかと考えております。

そして、今回の審査員である3名の方の短評をまとめてお知らせします。率直な意見としてご参考にしてみてください。


◆審査員1
宮川順子氏(社団法人日本味育協会 代表理事/ラムバサダー)

【コメント】
ジンギスカンのたれは肉の品質管理の不備など歴史的に“臭み消し”に主眼があり、全体的に味付けが濃く醤油ベース甘辛味が定着し過ぎている感がありました。
羊肉の品質が向上した今、羊肉自体の風味を味わう新しい発想にも期待したいと思います。


◆審査員2
桑折敦子氏(世界の家庭料理/フードプランナー)

【コメント】
味付ジンギスカンの甘辛醤油タレは日本人のDNAに組み込まれていて、人気は北海道を超えて全国区になっていくものと確信しましたが、羊らしさを殺してしまう味付けが多かったように思います。
今後は羊らしさを感じられるような味付けや、醤油以外の味付けも期待しています。


◆審査員3
本田美穂子氏(北海道遺産ジンギスカン応援隊 事務局長)

【コメント】
「味付ジンギスカングランプリ」を通して「味付ジンギスカン」が全国に注目されたことをとてもうれしく思います。先代が試行錯誤を繰り返し「味付ジンギスカン」を開発し、ジンギスカン文化を広げ、守り続け、北海道のソウルフードと言われるようになりました。
味付ジンギスカンは、地域ごと、企業ごとにオリジナルの「味付へのこだわり」があります。審査を通してそれぞれの味付けへのこだわりと、ジンギスカン愛を強く感じました。そんな「ジンギスカン」を今後も応援していきたいと心新たに思いました。

北海道遺産ジンギスカン応援隊HP:http://hokkaido-jingisukan.com/


三者三様の感想でしたが、特に食のプロからのコメントで共通したのは、醤油ベースの味も美味しいけれど、新しい味にもトライしていくことが味付ジンギスカンの価値の向上に繋がるのでは、とのことでした。

今回初めての開催となりましたが、実行委員会としては、予想以上の反響と成果があり、そしてなにより『味付ジンギスカンの明るい未来』を感じました。今後も継続して味付ジンギスカンを盛り上げる様々な企画を考えて行こうと思います。

「えー!味付ジンギスカンまだ食べたことない!」
・・・そんな方は、味付ジンギスカングランプリのサイトを参考に、是非買ってみてその魅力を体験してみてください!!!

みなさん、味付ジンギスカンの未来を一緒に見ていきましょう。

この記事を書いた人

ラムバサダー 菊池 一弘

羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席(代表)。
羊肉料理を素人がおいしく楽しく食べられる環境作りを行うべく、多種多様な羊肉普及のためのイベントを行う。
詳しいプロフィールはこちらから。

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